強くなるための全体像
初心者麻雀は運の要素が大きいゲームです。それでも、長く打つほど判断の差が成績に出てきます。この章では、強い人が考えていることを4つに分けて、どこから学ぶとよいかを整理します。
1局の結果より、判断の平均を見る
ですから、1局の勝ち負けで自分の打ち方を決めつけないことが大切です。「同じ場面を何百回くり返したら得か」と考える習慣が、上達の近道になります。
- データあり
天鳳鳳凰卓(2023年・ 東南戦 ・赤あり、約17万半荘 )では、1人1局あたりのアガリ 率が21.1%、放銃 率が12.4%でした。アガリ1回あたりの平均打点 は5,789点です。 - 目安(経験則)結果が悪かった局は「判断が悪かったのか、運が悪かったのか」を分けて振り返るのが目安です。
強さは4つの判断に分けられる
『現代麻雀技術論』の著者ネマタは、麻雀の判断を、どの情報に注目するかで4つに分けています。
- 定説麻雀の判断は「手作り」「押し引き」「状況判断」「読み」の4つに分けて考えられます(ネマタの分類)。
- 定説
受け入れ 枚数・アガリ 率・打点 をまとめて、局収支で比べるのが現代の考え方です。
覚える順番の目安
①〜③は、知らないと損が大きく、覚えればすぐ成績に効く分野です。④〜⑥は、基礎の上で少しずつ精度を上げていく分野です。並行して学んでもかまいません。
- 目安(経験則)
初めのうちは、 牌 効率と降り方を優先するのが目安です。知らないことによる損が大きい分野だからです。 - 目安(経験則)
何切る のような問題形式の練習をくり返すと、形を見たときの判断が速くなる傾向があります。
よく出る役 から覚える
- データあり
2023年の天鳳鳳凰卓で、 アガリ 100回あたりの役 の出現は、立直 41.5回、役牌 39.3回、門前 ツモ 25.0回、タンヤオ 22.0回、平和 20.3回、ホンイツ 4.6回、一盃口 3.9回、三色同順 3.7回、七対子 2.9回、対々和 1.5回、一気通貫 1.5回。役牌はダブ東 などを重ねて数えた値です。 - データあり
同じ統計で、使われた枚数は アガリ 1回あたりドラ (ドラ表示牌 で決まるドラ)約0.57枚、赤ドラ 約0.51枚です。 - 定説
出る回数が多い 役 ほど、作り方の上手下手が成績に響きます。珍しい役より、よく出る役の精度を上げるのが近道という考え方です(ネマタ)。
自分の成績をはかる物差し
- データあり
天鳳鳳凰卓(2023年)の 立直 率は18.4%、副露 率は32.6%。2016年(立直率17.0%・副露率34.4%)より、リーチ が増えて鳴き が少し減りました。 - データあり
Mリーグ 7シーズン(レギュラーシーズン、のべ216人)の平均はアガリ 率19.4%、放銃 率10.52%。2024-25シーズンのリーチ 率の平均は22.20%です。 - データあり
天鳳鳳凰卓で2000 半荘 以上打った1,124人では、リーチ 率と安定段位の相関は−0.02で、ほぼゼロでした。 - ルールで決まる
天鳳には途中 流局 やダブロン (2人同時のロン )があり、どちらもないMリーグ とは細かいルールが違います。数字は目安として使いましょう。
練習してみよう
参考にした資料
内容は、下の資料の考え方を自分たちの言葉でまとめたものです。くわしくは元の資料を読んでください。
- 現代麻雀技術論註第14回「選択の技術『手作り』『押し引き』『状況判断』『読み』(前編)」(note)(ネマタ) (別のサイトが開きます)
- 【大学生向け】麻雀初心者から上級者まで最速で上達する勉強法まとめ!(麻雀グッズ研究所) (別のサイトが開きます)
- 麻雀はベタオリから覚えるべきだという理由(note)(沖中祐也・zeRo) (別のサイトが開きます)
- 現代麻雀技術論 牌効率論25 手役・ドラ構成の原則(ネマタ) (別のサイトが開きます)
- 天鳳鳳凰卓統計(2023年)(koba::blog)(小林聡) (別のサイトが開きます)
- 天鳳統計(1) 〜 基礎情報と和了役・流局理由(koba::blog)(小林聡) (別のサイトが開きます)
- 『麻雀とMの狭間で』#2(note)(たか4) (別のサイトが開きます)
- 【Mリーグデータ】2024-25レギュラーシーズン終了時点のデータをおさらい!(麻雀ウォッチ) (別のサイトが開きます)
- 麻雀スタッツの統計データ【リーチ率編】(note)(小江戸緑) (別のサイトが開きます)
- Mリーグ ルール(麻雀ウォッチ) (別のサイトが開きます)