危険度の目安 ― データで見る牌 の序列
初心者危険度は「当たりだった割合」
- 計算で決まる危険度5%は、およそ20回に1回当たるという意味です。
- データあり
集計の条件は、2019年の天鳳鳳凰卓 東南戦 171,650半荘 ・リーチ 1,300,316件(フリテンリーチ と国士無双 のリーチは除く)、宣言牌 を切っ た直後です。
安全な順に並べると
- データあり
天鳳鳳凰卓2019年の集計では、 無スジ 456(11.56%)はスジ 19(2.02%)の約5.7倍当たりやすい結果でした。 - データあり
同じ集計で、 無スジ 37(8.42%)は無スジ28(7.72%)よりはっきり高い値でした。 - 目安(経験則)
覚え方の目安は「 字牌 は見えている枚数が多いほど安全、スジ は端ほど安全、無スジ は真ん中ほど危険」です。
なぜこの順番になるのか
- 計算で決まる
当たる形の数は、 字牌 =シャンポン ・単騎 、1・9=それに両面 1通り、2・8=さらに嵌張 、3・7=さらに辺張 、4・5・6=両面2通りを含む形、の順に増えます。 - データあり
天鳳鳳凰卓2019年の集計では、1・9の 牌 の当たり6.09%のうち4.61%(約76%)が両面 待ち でした。 - 目安(経験則)重みの足し算は、コンピューター麻雀(電脳麻将)の守備のために作られた近似です。厳密な確率ではなく、目安として使います。
古い表との違い
koba::blog の筆者は、古い表は元の件数や計算方法が示されていないので、そのまま信じにくいとも述べています。数字は「どの条件で数えたか」とセットで覚えるのが安全です。
- データあり
古い表の参考値は 無スジ 28が7.0%、無スジ37が7.1%。天鳳2019年の集計ではそれぞれ7.72%、8.42%でした(koba::blog)。 - 定説大まかな危険度の序列は、データの時代やルールが変わっても大きくは変わっていません。
巡目 が進むと数字は変わる
- 目安(経験則)
無スジ の目安:2・3・7・8は中盤約7%・終盤約10%、4・5・6は中盤約12%・終盤約15%(ネマタの見積もり。通った牌 の数で変わります)。 - データあり
最終盤の 無スジ 456は放銃 率25%超、無スジ37は20%(『「統計学」のマージャン戦術』のデータ、ネマタのレビューより)。 - データあり
自分が1枚だけ持ち、場に出ていない 役牌 (ドラ ではない。リーチ した人ともう1人の相手にとって役牌)が、相手3人のだれかに当たる割合は、1軒リーチ(ほかの2人は門前 でリーチなし)のとき5巡目 3.2%、11巡目6.7%、17巡目12.1%でした(麻雀数理研究会の牌 譜解析)。
数字は平均 ― 1枚ずつは言い当てられない
危険度は、たくさんの場面をならした平均です。目の前の1枚が当たるかどうかを言い当てるものではありません。
- データあり
天鳳鳳凰卓2024年の 東南戦 184,426半荘 の先制リーチ での比較では、リーチ直後の予測のずれ(RMSE)は、推定なし0.12929、当たる組み合わせの数を数える方法(コンボ理論)0.12840、電脳麻将の方式0.12830で、差は小さい結果でした(koba::blog)。 - 目安(経験則)危険度の数字は、候補を比べるときの目安として使うのが向いています。
練習してみよう
参考にした資料
内容は、下の資料の考え方を自分たちの言葉でまとめたものです。くわしくは元の資料を読んでください。
- 天鳳鳳凰卓の牌の危険度表(koba::blog)(小林聡) (別のサイトが開きます)
- 牌の危険度計算アルゴリズム(1)(koba::blog)(小林聡) (別のサイトが開きます)
- 牌の危険度決定アルゴリズムを評価する(koba::blog)(小林聡) (別のサイトが開きます)
- もっと勝つための現代麻雀技術論 第162回「牌の危険度」(麻雀ウォッチ)(ネマタ) (別のサイトが開きます)
- 楽しく勝つための現代麻雀技術講座第16回「押し引き判断」(note)(ネマタ) (別のサイトが開きます)
- ネマタの戦術本レビュー第371回「『統計学』のマージャン戦術 著:みーにん その11」(麻雀ウォッチ)(ネマタ) (別のサイトが開きます)
- 2軒攻撃に対する生牌字牌の危険度(麻雀数理研究会)(nisi(協力:とつげき東北、みーにん)) (別のサイトが開きます)