守りを身につける順番と、読みとの付き合い方
初心者守りの知識はたくさんありますが、一度に全部覚える必要はありません。効果が大きく、確かなものから順に身につけると、無理なく強くなれます。この章では、ここまでの内容を学ぶ順番に並べ直します。
ステップ1 ― まず押すか降りるかを決める
- 定説
何を 切る かより先に押すか降りるかの方針を決め、降りると決めたら徹底する(ネマタ、『科学する麻雀』のレビュー記事)。
ステップ2 ― 現物 ・スジ ・字牌
- 目安(経験則)この順番は、天鳳鳳凰卓2019年のデータなどをもとにこのアプリで整理した目安です。特定の出典がこの形で示したものではありません。
- データあり
たとえば スジ 19は2.02%、無スジ 456は11.56%でした(天鳳鳳凰卓2019年、リーチ 直後、koba::blog)。
ステップ3 ― 場面で変わる危険度
- データあり
3回目の 鳴き の時点では、最も多い7巡目 で平均シャンテン 数が0.15で、ほぼテンパイ しています(天鳳鳳凰卓2016年、koba::blog)。 - 目安(経験則)ステップ3の読みは、ステップ2の順番を少し入れ替えるための材料として使うのが目安です。
ステップ4 ― 後回しでよいもの
ほかの知識が身についてから、少しずつ試せば十分です。
- データあり
天鳳位の 牌 譜の集計では、裏スジ と間四軒は危険度をほとんど変えませんでした(gimite、2012年ごろの集計)。 - 目安(経験則)細かい読みは、基本が身についてから足していくのが目安です。
読みとは確率を少し動かすもの
- データあり
Mリーグ のレギュラーシーズン7シーズン(のべ216人の選手成績)の平均は、放銃 率10.52%、アガリ 率19.4%でした(たか4の集計)。 - データあり天鳳鳳凰卓2024年の記録での比較では、どの推定方法でも、1枚ごとの予測のずれの差は小さい結果でした(koba::blog)。
- 定説よく知られたセオリーにも例外は多いので、理由とセットで覚えて使う(小林剛の注意を紹介した麻雀ウォッチの記事、ネマタ)。
この読み物について
この読み物は、麻雀の戦術書、統計を扱うブログ、プロの解説記事などの内容を、私たちの言葉で短くまとめ直したものです。元の文章や表をそのまま写してはいません。数字は集計の条件と一緒に紹介し、各章の最後に出典の一覧を載せています。
出典どうしで結論が分かれるところは、分かれていることをそのまま書きました。気になった数字は、出典の元記事で条件を確かめてみてください。
- ルールで決まる
「ルールで決まる」「計算で決まる」:ルールや計算で必ず成り立つこと(例: 現物 はリーチ した人には当たらない)。 - データあり
「データ」:対局記録の集計やシミュレーションの結果(例:天鳳鳳凰卓2019年で スジ 19は2.02%)。 - 定説
「定説」:強い打ち手や研究者の間で広く 受け入れ られている考え方(例:降りると決めたら徹底する)。 - 目安(経験則)
「目安」:経験則や大まかな基準で、場面によって変わるもの(例:この読み物で整理した 切る 順番)。
練習してみよう
参考にした資料
内容は、下の資料の考え方を自分たちの言葉でまとめたものです。くわしくは元の資料を読んでください。
- 『科学する麻雀』(とつげき東北・著)のレビュー(本で死ぬ ver2.0) (別のサイトが開きます)
- 楽しく勝つための現代麻雀技術講座第5回「押し引きの基本(前)」(note)(ネマタ) (別のサイトが開きます)
- 天鳳鳳凰卓の牌の危険度表(koba::blog)(小林聡) (別のサイトが開きます)
- 天鳳統計(5) 〜 巡目ごとの副露数・副露時向聴数(koba::blog)(小林聡) (別のサイトが開きます)
- 牌の危険度決定アルゴリズムを評価する(koba::blog)(小林聡) (別のサイトが開きます)
- 統計による麻雀危険牌分析(gimite) (別のサイトが開きます)
- 卓上でヨシ!麻雀暗記ノート 第46回 牌の安全度の基本(麻雀ウォッチ)(藤田明人) (別のサイトが開きます)
- 卓上でヨシ!麻雀暗記ノート 第51回 リーチ宣言牌に注目しよう(麻雀ウォッチ)(藤田明人) (別のサイトが開きます)
- もっと勝つための現代麻雀技術論 第162回「牌の危険度」(麻雀ウォッチ)(ネマタ) (別のサイトが開きます)
- 『麻雀とMの狭間で』#2(note)(たか4) (別のサイトが開きます)