押し引き(押すか降りるか)
中級者降りる技術が土台。でも降りてばかりでは勝てない
- データあり
全局 ベタオリ の平均順位は約3.15〜3.6でした(相手の段位ごとの天鳳の成績を入れた模擬計算)。実際に天鳳で約30回試した結果は平均3.266位。学生の研究発表で、実戦部分の数は少ない点に注意が必要です。 - データあり
10 巡目 のリーチ に完全にベタオリ したときの平均失点は、子 が子のリーチに約−1,100点、子が親 のリーチに約−1,700点、自分が親で約−1,700点(『現代麻雀技術論』の値を紹介するブログより)。安全な牌 が2枚だけという条件の麻雀数理研究会の計算では、子どうしで約−1,400〜−1,500点です。前提によって数百点変わります。
テンパイ なら、思ったより押せる
- 定説
テンパイ で押すと、アガリ の道は3つ、放銃 の道は1つ。良形テンパイなら、ほぼすべて押してよいとされます(ネマタ)。 - 定説
先に テンパイ =条件なしで押す。後からテンパイ=良形か高打点 の1つで押す。後から1シャンテン =2つとも必要(『おしえて!科学する麻雀』の整理をネマタが紹介)。
リーチ を受けたときの早見表
- 目安(経験則)
子 どうしのリーチ : 愚形1翻 は降り、愚形2翻はどちらでもよい、それ以外は押し。自分が親 ならテンパイ で押し。相手が親なら愚形2翻以下は降り。ネマタの簡易表で、細かい補正は省いた目安です。 - データあり
相手1人の リーチ への追っかけの目安は、両面 なら常にリーチ、愚形はリーチ込み2翻 以上、極端な悪待ち はリーチ込み3翻以上。「両面1翻 ≒ 愚形2翻 ≒ 悪待ち3翻」(いずれもリーチ込み)という換算もあります(『新 科学する麻雀』の読者のまとめ)。 - データあり
1 シャンテン から押す目安は、旧版『科学する麻雀』で7,700点以上の見込み(書評による紹介)、『新 科学する麻雀』で良形確定のリーチ 込み3翻 (中盤・子 どうし。読者のまとめ)です。巡目 が深いほど1シャンテンのアガリ 率は下がり、条件は厳しくなります。
放銃 の痛さと、切る 牌 の危険度
- データあり
リーチ へのロン 放銃 の平均失点は、子 のリーチで約5,600点、親 のリーチで約8,000点です(ネマタ)。 - データあり
Mリーグ (2018-19〜2023-24の公式戦・カップ戦を除く1,308半荘 ・15,952局)の非公式集計では、親 リーチ のロン 平均10,450点、子 リーチのロン平均7,099点、子リーチのロンアガリのうち満貫 以上が48%です。 - データあり
『科学する麻雀』の危険度の数字(学生の研究資料に引用されたもの)では、 リーチ への放銃 率は、単騎 待ち 以外の字牌 3.4%、スジ の2・8が4.8%、無スジ の2・8が7%、両側とも無スジの4・5・6が12.3%です。
2人にリーチ されたら、条件はぐっと厳しく
- データあり
2人 リーチ の下でテンパイ したときの追っかけの目安は、両面 2翻 以上、愚形4翻以上(リーチ込み)です(『新 科学する麻雀』の読者のまとめ)。 - データあり
2人が リーチ したときに、リーチした人どうしで決着する横移動は約43%です(『「統計学」のマージャン戦術』の書籍紹介文による)。 - 定説
回し打ちは有力な選択肢ですが、まずは ベタオリ の精度を上げるのが先、というのがネマタの考えです。よく使われる押し引きの表は「降りるならベタオリ」を前提にしているので、回し打ちができる場面では降りの価値が少し上がります。
練習してみよう
参考にした資料
内容は、下の資料の考え方を自分たちの言葉でまとめたものです。くわしくは元の資料を読んでください。
- 『科学する麻雀』(とつげき東北・著)のレビュー(本で死ぬ ver2.0) (別のサイトが開きます)
- 麻雀で全局降りるとどうなるか(芝浦工業大学 数理科学研究会)(金本陸・八木橋晃一) (別のサイトが開きます)
- 楽しく勝つための現代麻雀技術講座第5回「押し引きの基本(前)」(note)(ネマタ) (別のサイトが開きます)
- 楽しく勝つための現代麻雀技術講座第16回「押し引き判断」(note)(ネマタ) (別のサイトが開きます)
- 現代麻雀技術論 押し引き論16 赤あり麻雀のリーチ平均点(ネマタ) (別のサイトが開きます)
- ネマタの戦術本レビュー第510回「新版おしえて!科学する麻雀 その32」(麻雀ウォッチ)(ネマタ) (別のサイトが開きます)
- 一姫でもわかる現代麻雀技術論 第5話「はやいうまいやすい1つで押せ」 (別のサイトが開きます)
- 門前一向聴VS1軒リーチの局収支グラフ(麻雀数理研究会 note)(麻雀数理研究会) (別のサイトが開きます)
- とつげき東北による『新 科学する麻雀』の備忘録(赤目無冠のぶろぐ)(赤目無冠) (別のサイトが開きます)
- もっと勝つための現代麻雀技術論 第189回「2人リーチへの押し引き」(麻雀ウォッチ)(ネマタ) (別のサイトが開きます)
- もっと勝つための現代麻雀技術論 第211回「回し打ちの有用性」(麻雀ウォッチ)(ネマタ) (別のサイトが開きます)
- 『親のリーチ』は"魔法の言葉"?(Mリーグ成績速報(非公式)) (別のサイトが開きます)
- 「統計学」のマージャン戦術(BOOK☆WALKER 紹介ページ)(みーにん) (別のサイトが開きます)
- 【回し打ち(マワシウチ)】とは(麻雀豆腐) (別のサイトが開きます)